- 2008-01-09 (水)
- 本

クラブシーンが暑い島ということでIBIZAのMixを度々聞いたりしていたので、なんとな~くこの島のことは知っていた。
当イビサは実際のところそれほどIBIZA島に関連しているわけではない。
いや、関係はしているのだがなかなかその部分を説明するわけにはいかない(※ネタバレのため)
全体的に村上龍らしいアンダーグランドな内容だが、他の作品とは根本的に違うところがある。
それは主人公マチコという女性が破滅へと誘う点。他の村上龍の作品ではなんとかそのときの困難から脱却する部分も多いのだが、破滅へと向かう本作はとてつもない背徳的でありある意味優美でもある。
舞台がヨーロッパというのもまたおもしろく、日本ではない世界で日本人女性が一体どんなことをしてくれるのかも魅力的な部分。
と、たいそうなことを書きましたが相変わらずの村上節が聞いた作品です。
ちなみにIBIZA島とは
イビサが世界中から注目されるのは戦後、この島がヨーロッパのヒッピー文化の中心となってからである。やがて1980年代終わりに、この島で息づいていたバレアリックと呼ばれる独特の自由なダンス音楽スタイルとそのクラブシーンの享楽的な雰囲気を、当時英国で盛り上がっていたセカンド・サマー・オブ・ラブ世代のDJ達とプロモーターが発見したことにより、イビサ島は英国の若者たちのパーティー・アイランドとして爆発的な発展を遂げることになる。
via: イビサ島 - Wikipedia
といったように今となっては完全にクラブシーンを盛り上げている島。個人的に死ぬ前には一回言って見たい島であるが、さすがに子供や嫁さんとピクニック気分で行く島ではないなわw
だからこそ村上龍の小説とのマッチがハンパじゃない。
あんまり説明はできないが、個人的には最後のほうでスチームが充満したお風呂で主人公マチコが大理石の床ね寝そべってるシーンは、ほとんど瞬きをしないで読んだ気がする。
それぐらいに引き込まれた。
是非村上龍好きの人に読んでもらいたい1冊です。
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